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共同購入・配送は、同質の原材料をより安く全国一律に調達し、メーカーが設置し、運営する配送センターに加盟各社が配送する仕組みになっている。
ここでわかるのは、この組合が徹底的にSEのために存在するということだ。 Wの場合で見ると、協同組合による共同購入の活用で、製造原価率は他メーカーに比べて5%から1%低い。
配送費も2~3%低く抑えることができるが、一方で利益率は売上高対比経常利益で1.8%と、食品製造業全体の4%よりはるかに低い。 協同組合に加盟すれば、中小のメーカーでも生産高の安定、確実な販路、共同購入、共同配送の利用によるコスト削減が可能だ。
一方、SE専用の工場や生産ラインの確保、厳しい価格交渉、別時間体制によるSE側への対応が要求される。 しかし、Wのこれまでをみるかぎり、SEとの提携は、継続的な発展が見込める点で大きなメリットをもっていたといえるだろう。
現在、同組合には開社105工場が参加している。 SEを支え続ける仕組そして、いまや中小メーカー以外にも、「SE・ファミリー」とも呼べるメーカーのグループが生まれつつある。
業界3位のハムメーカー、プリマハムは、SEに商品を供給するため、全国に十数か所の専用工場を、単独あるいは地元食品メーカーなどとの共同出資で設立している。 味の素も、埼玉や熊本などに専用工場を設けている。
エスビー食品やハウス食品なども同様だ。 また、商品供給でSEを最優先するメーカーとしては、森永乳業、森永製菓、雪印乳業など5社が新開発アイスをSEに供給した例があげられる。
ビール業界でもアサヒビールとサントリーが輸入ビールをセブンの店頭で独占的に先行発売したことを見れば、大手メーカーも、もはやSEの「チームMD」の魔力にはあらがえないということかもしれない。 ただ、メーカー側のデメリットは、特定の商品、あるいはメーカー商品全体にSE色がつき、他の小売り店、チェーンなどから敬遠されることだ。
実際、サントリーはSEに製品を提供したことが原因で、ダイエーグループと一時、全面戦争になりかけた。 みに完全に取り込まれた、チームMDの究極の姿のひとつを、この協同組合に見ることができるのだ。
それでもメーカーが集まる理由SEの専用工場やチームMDのことをメーカー各社があまり語りたがらないのは、こうしたことが背景にあるからだ。 また、あまりにもSEが強すぎるため、メーカー側が振り回されることもよく起きるという。

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